マンガでわかるリンパ浮腫(キャラクター設定・ネーム)
| ターゲット層 | 制作期間 |
| 婦人科がんの手術後にリンパ浮腫を発症した患者 | リサーチ・ライティング・ネーム含め3ヶ月 |




| テキスト+マンガベースで176P | |
| ログライン | 内気な40代女性(佐々木さん)が がん手術後の合併症(リンパ浮腫)になってしまい社会的な偏見や物理的・精神的痛みを乗り越えて同じ境遇にある森下さんと信頼関係を手に入れてQOL向上させる話 |
| リンパ浮腫の負の部分を強調するために舞台は夏 | |
| 佐藤さん(主人公) スイカの似合うパステルカラーな服装 (白Tシャツ+デニム) 片足の浮腫を隠したいからデニムは足首を隠すくらいルーズフィット | 森下さん(援助者) 片腕の弾性着衣を強調するため、インナーは白Tシャツ アウターはMA-1っぽいイメージ 腕の浮腫を隠したいから夏も長袖 |
レビュー
シナリオディレクターとして初案件でした。そもそも「リンパ浮腫とは?」という未知からのスタートで、専門性の高い内容だったので、リサーチ・インプットに苦労しました。具体的には、Xや知恵袋、YouTubeなどで実体験を参考にしつつ、普段視聴しないような医療系のドラマ・映画を2倍速で流し見しながら構成を研究し、ネームに落としています。序盤の主要人物の出会い方からクリニックへ向かうまでのシークエンスを、如何にコンパクトにし、読者を引き込めるかが、最も工夫した部分です。文章はライターに頼んでもよかったことを当時は知らなかったので、全ての文章の叩き台を自分でライティングしています。実際の執刀医の方、複数人からのフィードバックを、文章やセリフに反映させるのに疲弊しましたが、執念で最後までやりきったので、そこは自信になりました。
マンガでわかるリンパ浮腫(完成品)
作画担当・デザイナーと連携してChatwork上でディレクションを行う
相続専門の税理士による節税マンガ(ネーム)
| ターゲット層 | 制作期間 |
| 年収3000万円以上(相続のため年齢層は高め) | リサーチ・ライティング・ネーム含め3ヶ月 |
| テキスト+マンガベースで102P | |
| ログライン | 開業医(内科)の中村さん(78)が倒れたことを契機に相続について考えるようになり 相続専門の税理士である斎藤さんの指導の下 息子との確執を乗り越えて 改めて家族との信頼関係を取り戻す話 |
レビュー
年収3000万円がボトムとなるようなターゲット層で、尚且つ「相続」という自分とは無縁の世界の話だったので、リンパ浮腫と同様、前提知識をインプットしてマンガに落とすのは難しかったです。終始、同じ病室での会話劇となったため、如何に構図に変化を付けるか?記号を挟んで、動きを見せられるか?がマンガとしての課題でした。